豚の飼育の始まりは紀元前、はるか昔のことです。豚はその頃から人間に最も喜ばれていた家畜の一つでした。イタリアでは特に豚肉を塩漬けなど加工を施したものを使って、古くから畜肉製品を製造してきました。 最初は家族や集落の人たちが消費する分だけを作るために遊牧していましたが、エトルリア時代(紀元前8世紀~紀元前1世紀ごろまで)になると次第に定住型の牧畜が増えてきました。肉の加工技術が進化してきた結果、自家用だけでなく販売目的で豚肉の加工品を作るようになったのです。 その後、肉そのもののクオリティーが高くなり加工技術も発達してきましくると、モモ肉は一番良い部位とされ、現在の“プロシュット”の原型が豚肉加工品のプレミアム商品としてみなされ始めました。宴会やお祝いの席では欠かせない食品となり、中世には通貨として使われるほどハムやその他の豚肉加工品は貴重なものでした。 ルネッサンスの時代には、豚肉の飼育と加工は専門職となっていました。彼らは「ノルチーノ」と呼ばれ、社会的に重要な役割を果たしていました。但し、まだ生の肉を保存する技術はなかったので、彼らの仕事は豚を屠殺する季節だけでした。ウンブリア州やラツィオ州などの中部イタリア出身のノルチーノたちは、10月ごろ故郷を出ると、雇われ先で豚の解体と加工の仕事をして、3月頃また故郷に戻るのでした。 近代になると産業革命が起こり、豚肉処理の技術はノルチーノから各地の職人に受け継がれ、そして産業として発展していきました。職人たちは伝統的なレシピを守りながら、新しいおいしさを追求し、イタリアサラミの伝統と味を世界中に広げてくれました。
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